如何許りの言の葉

うっかり同人の世界に嵌った人

同人初心者の印刷会社選び

 イベントへの申し込みは人任せにして、何はともあれまずは原稿を作んなきゃという事なのですが、ここで一つ引っかかったんです。

 

dahliay.hatenablog.com

 

 

いつもはwordで、用紙の設定そのまま(A4、横書き)で、文字の大きさだけ変えてぽちぽちと書いているのですが、手元にある尊いご本たちを見ると、大体がA5縦書き2段組み。

それならば、最初から体裁整えながら書いた方が早くない!?とズボラな私は思いました。

でも、余白をどのくらいにしたら良いか分からないし、一行何文字で1ページ何行か、フォントは何を使っているかなんて、それぞれの本で違うわけです。

ググってみても、「コレ」という正解はなく途方に暮れました。

 

しかし、世の中便利ですね、親切ですね。

 

各印刷会社さんが、word用のテンプレートを配布しているわけです。

 

でもですね、各印刷会社さんによって微妙に設定が違うんですよ。

 

ならば、先にどの印刷会社にお願いするか決めてからの方が良いなぁと思い、色んな印刷会社に資料請求をしました。

ほとんどの印刷会社が無料で送付してくれるので、見本紙から価格表まで、とりあえず片っ端から資料請求。

 

届いた表紙の紙見本は、ワクワクしました。

持っているご本と見比べながら「わぁ……(至福)」と、本来の目的を忘れそうになる程。

(表紙についてはおいおい書きますが、特殊加工や特殊紙の表紙にしたいと思っても初心者が手を付けたらいけないような領域のような気がして、最初なんで、なんの変哲もない普通の表紙にしました)

 

そんなこんなで、各印刷会社の資料が揃ったところで、早速チェック。

 

・印刷代

・送料

・入稿方法

・締め切り

・口コミ

を比較しながら吟味。

 

私が書いているのは「小説」なので、正直言うと印刷の綺麗さとか表紙さえ綺麗に出来たらそれでいいと思っているので、「ここは線がきれいに出る」や「印刷が薄い」と言った口コミは飛ばしてました。

 

そんな感じで、各社資料と睨めっこしてたのですが、結局はよく分からない。

 

なので、私が印刷会社を決める決めてとなったのは

小説用テンプレート

 

・余白

・読みやすさ

・文字と文字のスキマ

・フォント

 

実際にpixivで公開している作品をテンプレートに落とし、印刷して見比べました。

 

手持ちのご本を見ると、文字が詰まっていて読みにくいものや、字が大きすぎたり小さすぎたり、余白が詰まっていて息苦しかったりするものがあります。

これじゃ、せっかくの尊い本なのに読む気がなくなるなぁ……と体裁には気をつけたかったのですが、あくまでも私は「初めての同人誌作り」なので、テンプレートをイジるつもりはありませんでした。(それで入稿時に不備があるのは嫌だったから)

 

なので、自分が感じる一番読みやすいテンプレートを出している会社に印刷をお願いする事に決めました。

 

結果として「読みやすい」とのご感想いただけたので、よかったのかな。

 

何度も言いますが初めての同人誌作りなので、拘りたくても初めてなのでんあまり色々とチャレンジはするつもりはありませんでした。

 

しかし、次作る時には印刷会社変えます。

部数もそんなに多くない弱小サークルですので、もうちょっとお安い所にお願いしようかなと思ってます。

 

 

文字書きが初めて同人誌を作ってみた話

この夏は、未知の世界との戦いでした。



本や漫画を読むのが好きで、それだけじゃ飽き足らず二次の世界に足を突っ込み、いつの間にか書くようになっていました。

そして、今のジャンルに来て約1年半。

ジャンルでいうと、女性向けNLカプ。

pixivでのフォロワー数も1,500を突破し、平均して250はブクマをもらい、エロを書けば倍近く。最高は800超。

4桁はまだまだ夢の先……。


とまぁ、こんな私が普段から仲良くしてもらっている方にお誘いいただき、初めてオフ活動というものをしてみました。



いやぁ〜、大変。


話を書くのは、いつもよりも緊張すると言いますか、せっかく紙になるんだからと気合い入れて書きましたが、これはまぁ、いつもやっている事の延長線ですので、そこまで苦戦しませんでしたが、それ以外が全て修羅場!



・表紙?どうやって作るの?

PhotoshopIllustrator

CMYK?って何?

・解析度?

・ノンブルって何?

・校正……しんどい

・奥付け?セクション分け?

・入稿?データ入稿?pdf?

・通頒準備?

・イベント会場に持っていく物は?

・お品書きってどうやって作るの?

・部数は?頒布価格は?


などなど、本文を書く以外の事はほぼ初体験!

一冊の本を仕上げ、イベントで頒布するまでに、本文書くのに1ヶ月、それ以外に1ヶ月半掛かりました。


今まで口開けて「新作はよ」と待っているだけで、ごめんなさい。


こんなご苦労があったとは……(ノД`)



なので、出来上がった本が手元に届いた時の感動は一入。

そして、試行錯誤しながら作った本はお陰さまで完売しました。


絵は描けぬ字書きの本作りは、ハードルが高い……。


それでも、直接本をお渡しした時に「いつも読んでます」「更新楽しみにしてます」なんて言葉を掛けていただいたり、通頒で購入された方から感想をいただけると「また作ろうかな?」と安易に有頂天になりました。


なので、備忘録を兼ねて、初めての本作りのアレコレを書いていきます。


これから、初めてオフ本を作ろうかなと思っている字書きさんの参考になれば幸いです。


お金の事も含めて……ね。